Monday, February 11, 2008

テレビができること。

今ドキュメンタリーの編集をしているのだけれど、一番気を使っているのは、当事者の意見を偏向なく伝えられるかどうかということ。
彼らのインタビューをそのまま流すスペースなどないし、それでは誰も見ない。
だから一部を切って流すのだけど、文脈の無いたった数秒で、どうやって彼らが一番伝えたかった事を伝えられるのか。そして対立した意見の双方をバランスよく伝えられるか。

いわゆる「偏向報道」の一部には、もちろん故意のものも含まれているだろうけど、多くは一秒一秒の締め切りにおわれて、先入観に基づいて相手に「言ってほしい」場所を探してしまうのが原因だと私は思う。


インタビューの書き起こしを何度も読んで、なるべく相手の真意を汲み取れる場所を探す。

私たちは正義なんかじゃない。ましてや、それを決められるわけでもない。

テレビは、ただ物事をありのまま、分かりやすいように伝えるだけ。

正義か、悪か。それを決めるのは、視聴者の一人一人だから。

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